皆さんこんにちは。
2023年8月に納車されたCX-60ですが、ついに走行距離が2,000kmを突破しました!
CX-60と言えば、品質不具合が度々報告されていたので正直自分のクルマは大丈夫なのか・・・とドキドキでしたが、今のところディーラーへ入院することなく順調です(笑)
メーカーも頻繁に改善を施しているようで、現在の仕様はそこまで心配しなくて良さそうです。(ディーラーで試乗した初期モデルはひどかった・・・)
とはいえ、2,000km走行して感じた良い点・イマイチな点はあります。今回は、オーナーが感じたことを正直に、包み隠さずご紹介しようと思います!
購入したグレードは?
私が購入したグレードは【XD エクスクルーシブモード】です。
まずエンジンですが、私はディーゼルを選びました。25S(ガソリン)も悩みましたが、やはり直列6気筒エンジンを楽しみたい!という気持ちになりXDを選びました。
このご時世、なかなか乗れるエンジンではないので、乗らずに後悔するより乗って後悔!
カタログ上は約60万円の価格差がありますが、実際XDは免税の恩恵を受けるので、実質40万円くらいの差となります。
そしてXDの中では最上位のエクスクルーシブモードを選びました。高い評価を受けるCX-60の内装ですから、ここはケチるわけにはいかない!という思いで選びました。(笑)
実際、アンビエントライトなど一部装備はこのグレードのみです。(L Package以下はオプションでも装備不可)
この他のグレードとしてマイルドハイブリッドもありますが、WLTCモード燃費はXDとほとんど変わらず、価格差の程のメリットはないかな・・・と思って選択肢に入れていません。
詳しくは、別の記事でご紹介しようと思います。
納車~2,000km走行で感じたこと
CX-60は納車されて、早くも2,000km走行しました。品質不具合として声が上がっているものの一部は既に対策済みのようで、想定していたよりもいいクルマだなと思ったのが第一印象です。とはいえ、まだまだ改善すべき箇所があるのも事実。良い点も含めて、まとめてみました。
良い点
まずは良い点をまとめてみました。品質不具合でネガティブな印象を受けがちなCX-60ですが、個人的に感動した点は色々あります!同じ価格帯の日本車を比べたらNo.1では?と思う点もあるので、ぜひ確認してみてください!
内装の高級感
まず第一に取り上げるべきは、やはり内装の質感ではないでしょうか。同じ価格帯の日本車を横並びで比較してもNo.1だと思います。デザイナーのセンスが良すぎです。洗練されたデザインは無駄なものがないので、飽きることなくこのデザインを楽しめそうです。
個人的には、このシンプルかつ上質なデザインがめっちゃ好きです・・・
また、このCX-60からアンビエントライトが初採用されています。夜のドライブも一気におしゃれな雰囲気になりますね。明るさも控えめで、ギラギラ眩しすぎず程よく光ってくれます。
ちなみに、夜の室内はこんな感じ。
12.3インチのデジタル液晶メーターもいいですね。単純に大きく視認しやすい点もありますが、エンジン始動時は演出があり、これまでのマツダ車にはない工夫を感じられます。
さらにエクスクルーシブモードではシートベンチレーションが標準装備なので、夏場も快適にドライブできます。(革シートは蒸れやすいので、とっても便利です!)
加速サウンド
直列6気筒ということもあり、加速時のエンジンサウンドが心地よいです。街乗りでは、これまでのディーゼルエンジンとそこまで違いを感じないのですが、アクセルペダルを踏み込んだ時のサウンドは別物です。言葉では表現しにくいのが残念です。
気になる方は、ぜひ試乗でチェックしてみてください!YouTubeなどの音声では伝わらない感動があります。
燃費
このCX-60の車体重量ですが、約1,800kgあります。これだけ巨大なボディとエンジンを積んでいたら、一般的に燃費は期待できません。しかしCX-60 XDのWLTCモード燃費は驚異の19.6km/L。
エンジントルクを抑えめにして燃費へ振ったそうですが、この数値は驚きです。そして燃料も軽油なので、毎月の燃料代はかなり節約できそうです。
ちなみに、私のCX-60の燃費はこんな感じです。
18.6km/Lなので、ほぼカタログ値と変わりませんね。市街地も走るし高速も走るので、まさに平均的な使い方かな?と思います。
視認性
CX-60はCX-5に比べ、車幅が45mm広がっています。それに伴い、フロントガラスの幅も広がっているようです。CX-5よりも、明らかに広い範囲を見渡すことができます。
横断歩道や交差点で左右を確認するとき、視界が広いので安心してドライブすることができます。またこの安心感が、長時間ドライブの疲労軽減にも寄与しているように感じます。
シースルービュー
CX-60はフロントノーズが長く、体を前に出しても左右を確認できないときがあります。そんな時に便利なのがフロントワイドビュー。体を動かさなくても、目視で確認できないクルマや歩行者を確認することができます。
またサイドビューでは、駐車時に白線内に駐車できているか確認するのにとっても便利です。わざわざ車から降りることなく確認できるので、何度も駐車をやり直す必要がありません。
これらを1つの画面で確認できるのがシースルービュー。
車格が大きいので運転が疲れそうと思われるCX-60ですが、実は各種機能を使えば全く問題ないです!むしろ、KE型CX-5より疲れないです。
最小回転半径
車格が大きいので小回りが利かなそうなCX-60ですが、実は最小回転半径が5.4mです。いまいちピンとこない来ないかもしれないので、CX-5と比較してみましょう。CX-5は回転半径が5.5mなので、実はCX-5より小回りが利くんです!ハリアーの回転半径も5.5~5.7mなので、いかにCX-60の小回りが利くか確認できると思います。
この秘密はFRベースのプラットフォームにあるようです。従来のFFベースではハンドルを大きく切ることができませんでしたが、FRプラットフォームで駆動系を縦に配置することでスペースが生まれ、よりハンドルを切れるようになっています。
私も初めて試乗した時は「思ったよりハンドルを切ることができるな」と少し感動しました。試乗でも体感できるので、ぜひ確認してみてください。
悪い点
続いてはちょっと気になっている点です。品質不具合も改善が続いており、明らかにこれはおかしいだろう!という不満は特にありません。しかし、もう少しここが良ければ・・・と思うところもあるので、その点をご紹介できればと思います。
シートが硬い
これはマツダの第7世代に共通して言えることですが、シートが硬めです。姿勢を正して長時間ドライブでも疲労を軽減できるように設計されているそうですが、2時間くらいドライブするとお尻が痛くなってきます。
腰は痛くならないのでいいのですが・・・
もう少しやわらかめの方が快適にドライブできるかなと思います。
エンジン音が大きい
初期モデルに比べたら大分改善されていますが、それでもエンジン音はそれなりに大きいです。単純に排気量がアップしている点、ディーゼルエンジンという点を考えれば、静粛性は求めちゃいけないのかもしれません。
とは言え、音楽を聴きながらドライブしているときにエンジン音がウォンウォン聞こえたら少し不快ですよね。アクセルペダルを踏み込んだ時はいい音を響かせ、街乗りではもう少し静かなエンジンだと尚良いなと感じました。
ブレーキが効きにくい
意のままに止まれるよう、踏み始めは弱く効き、踏み込めばしっかり止まる設計になっている様ですが、あまりにも効きが弱すぎる・・・
初めて試乗した時はブレーキの効きが弱すぎて少し怖かったです。通常の感覚でブレーキを踏むとなかなか車が止まらないため、初めは注意して乗る必要があります。
慣れてしまえば何ともありませんが、咄嗟のブレーキにはある程度の踏み込み量を必要とするため、少し危険な気がします。
ガツンと効くブレーキは求めていませんが、標準的なレベルにしてほしいと感じました。
緊急ブレーキが誤作動する
後退時に作動する緊急ブレーキですが、何もなところでも作動してしまいます。
自分の例ですと、タイヤ止めに反応したのかな?と思う距離感で緊急ブレーキが作動しました。
そして2,000km走行しましたが、これまでに3回作動しました。止まらないよりはいいですが、結構ビックリするので精度を上げてほしいところです。
ユーザーで評価が分かれる原因は?
このCX-60はユーザーによって評価が大きく分かれている印象です。足回りが硬すぎる、エンジン音がうるさい、などなど。
少なくとも、私は足回りの硬さについてそこまで違和感を感じませんでした。理由は、前のKE型CX-5と比較してそこまで変化がなかったからです。(むしろやわらかいような気もする)
同じく、過去マツダユーザーでCX-60を購入した人はそこまで不満を感じている印象はありません。このことから、他社メーカーからCX-60に乗り換えた人が特に不満を感じやすいのではないかと考えています。
マツダは人馬一体をテーマをクルマを開発しているが故に、足回りは硬めです。これにより応答性の良い楽しいクルマになっているのですが、全員が求めているかと言いとおそらく違いますよね。
Cx-60の内装は他社と比較しても優秀で、所有満足度はかなり高いと思います。しかし見た目だけに気を取られず、実際に試乗して中身も理解してから購入する方が、良い買い物になりそうです。
粗削りな部分はあるが、十分満足できるクルマ
今回はCX-60購入後、2,000km走行して感じた良い点・悪い点を素直に書いてみました。まだまだ粗削りな部分がありますが、購入して良かったか?と聞かれれば間違いなく「はい!」と答えます。
メーカーとして品質不具合対策は現在も行われているようなので、むしろ今後が楽しみです。また購入前は何度か試乗し、気になる点をチェックすることをおすすめします。
足回りの硬さが気になるようであれば、少し路面が悪いコースを走らせてもらえないか、ディーラーの方にお願いしてみるのも手です。私も実際に、通常の試乗コースから少し外れてアップダウンのある道を走らせてもらいました。
(これはディーラーの方から提案されたので、無理なお願いはしていません)
気になる点は確認し、理解したうえで購入するのが一番だと思いますので、ぜひ購入を検討されている方はたくさん試乗してみてください!
このブログでは、定期的にCX-60に関する情報やカーコーティングの情報を発信していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。