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【必見】マツダのディーゼルって何がすごいの?ガソリンとディーゼルどっちを買うべき?

クルマ

 

ディーゼルに興味あるけど、ガソリンとの違いがわからない。

マツダのディーゼルって何がすごいの?よくある煤問題はどうなの?

マツダといえばディーゼルのイメージが強いですが、幅広く普及しているわけではないので、このような疑問を持つ方も多いはず。

そもそもディーゼルエンジンとガソリンエンジンの違いは何なのでしょうか?また、マツダのディーゼルは何がすごいのでしょうか?

私自身、マツダのディーゼルに乗って早くも6万キロ走行しました。

実際に運転したからこそわかるマツダのディーゼルエンジンのすごさ、またデメリットをご紹介できればと思います。また、最終的にはガソリンを選ぶべきか、ディーゼルを選ぶべきか判断の参考になれば幸いです。

 

そもそもガソリンとディーゼルの違いって何?

そもそもディーゼルエンジンについて馴染みがなければ違いがわからないと思います。(トラックについてる、あのガラガラ音がするエンジンってことしか知らないよ~って人も多いかも?)

1.エンジン音の違い

まず1つが音の違いです。ディーゼルエンジンは特有のカラカラって音がします。トラックをイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。

普通車でトラック並みのエンジン音がするの?と思われた方、安心してください。最近のディーゼルエンジンは圧縮比や燃料噴射を見直すことで、ほとんど気にならないレベルまでエンジン音が小さくなっています。

2.燃料の違い

2つ目の違いが燃料の違いです。ガソリン車は当然レギュラーガソリンですが、ディーゼルは軽油で走ります。

ガソリン車はスパークプラグで着火させますが、ディーゼルは圧縮着火のため、このような違いがあります。

ご存じの通り、軽油はレギュラーに比べてリッター20円~30円前後安いため経済的ですね。

実はこの価格差、日本に限ったことなんです。海外では値段の差がほとんどありません。軽油取引税とガソリン税の差額がそのまま反映されています。

3.トルクの違い

3つ目の違いはトルク(パワー)です。ディーゼルエンジンは圧縮比が高く熱効率が良いため、ガソリンエンジンに比べて加速性能が高いです。

急な坂道や重たい荷物を車に乗せているとき、クルマの加速が鈍いなと思ったことはありませんか?ディーゼルエンジンはこのような不満を解消してくれます。トラックにディーゼルエンジンが使われているのも納得ですね。

一方で高回転域は苦手なため、ディーゼルエンジンの多くはターボチャージャーがついていることが多いです。(もちろんマツダ車にもターボがついています。)

4.燃費の違い

4つ目の違いは燃費の違いです。軽油で経済的に走れるディーゼルですが、熱エネルギー変換効率が高いため、実は燃費の面でもガソリン車より優れているんです!

マツダ CX-5の場合、ガソリン車で12.2~14.6km/L ディーゼル車で16.6~19.5km/L※カタログ値とかなり違いますね。

この値だけ見ていると「ディーゼル最強!!」となりがちですが、ディーゼルには不利な面もあります。

5.車両価格の違い

燃費も良くて燃料も安いならディーゼル一択じゃん!って思ってしまいますが、ディーゼルは初期コストの面で劣ります。

マツダ新車販売価格で比較してみると、ガソリン車に比べてディーゼルは約50万円高いです。燃費と燃料費、何年乗るかで、この50得を万円を回収できるか確認する必要がありそうです。

しかしこれは新車に限った話で、中古車はそこまで価格差がありません。むしろガソリンモデルは供給量が少ないため、ディーゼルより割高になることも!?

確実に得をしたいなら中古車も選択肢の1つですね!



マツダのディーゼルは何がすごいの?

ディーゼルエンジンで有名なマツダですが、いったいどんな特徴があるのでしょうか?

1.低圧縮によるクリーンな燃焼

通常のクリーンディーゼルは圧縮比16前後なのに対して、マツダのディーゼルは14前後です。この低圧縮、何がいいのかというと、よりクリーンな燃焼を実現できる点にあります。

燃料が完全燃焼するには空気と燃料が十分混ざる必要がありますが、高圧縮の場合、エンジン内でよく混ざる前に自然発火してしまい、異常燃焼を起こすことがあります。これが原因でNOxや煤が大量に発生します。

一方低圧縮の場合、燃料と空気が完全に混ざってから燃焼するため、異常燃焼を起こすことなく燃焼温度も下がるため、よりクリーンな燃焼を実現できています。

マツダが「クリーンディーゼル」を強調する理由は、この圧縮比が関係しています。

2.低圧縮で燃費向上

低圧縮は燃費にも関係してきます。一般的には高圧縮の方が燃焼効率が上がり、出力向上と燃費改善が望めそうな気がしますが、実際は違います。高圧縮の場合、上死点では高温・高圧になりすぎてNOxやススが大量に発生するため、上死点位置から少し遅らせて、シリンダ内の温度と圧力が下がるのを待って燃料を噴射しているそうです。つまり、シリンダーの体積を効率的に使えていないことになります。

一方で低圧縮にすれば、ピストン上死点付近で燃焼が開始でき、計算通りの出力と燃費性能が得られるのです。さらに高圧縮エンジンほど強度が要求されないため、エンジン部品を軽量化できるというメリットが出てきます。エンジン部品を軽量化できれば車体も軽くなるので、結果的に燃費が向上するということです。

3.軽量化でより高回転まで回る

軽量化のメリットは燃費改善だけではありません。機械抵抗が少ないためレスポンスが向上し、より軽やかにエンジンが回転します。実際、ディーゼルエンジンは高回転まで回らないものが多いですが、マツダのSKYACTIV-Dでは最高5200rpmを実現しています。これにより、わずか2200ccの排気量でもガソリンエンジン4000ccクラスに匹敵する420Nmのトルクを発生させ、ガソリンエンジンに負けない「走る歓び」を実現させています。

4.低圧縮なのに始動性がいい

ここまで低圧縮のメリットをズラズラ書いてきましたが、他社が低圧縮ではなく高圧縮を採用する理由がもちろん存在します。それは高圧縮の場合、冷間時の始動性が劣るということです。

ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと違い、着火させるための点火プラグがありません。

その役割を果たすのが燃料噴射インジェクターです。マツダは低温時でも確実に着火させるため、高性能のインジェクターを開発しました。

さらにエンジンが冷え切った場合を想定して、高温の排気ガスをシリンダーに取り込む可変バルブリフト機構を装備しています。これにより、外気温が低くても安定した着火でエンジンを始動できるのです。



ディーゼルにデメリットってないの?

ここまでメリットばかりのディーゼルエンジンですが、デメリットはないのでしょうか?

実は、ディーゼルエンジンにもデメリットがいくつかあります。ガソリンエンジンとの比較で出てきた項目もいくつかありますが、改めて整理してみましょう。

1.新車購入価格が高い

1つ目が、新車購入価格が高いということです。マツダの場合、ガソリンモデルに比べて約50万円ほど割高になっています。燃費と燃料費でメリットのあるディーゼルですが、ある程度乗らないと元を取れない点に注意が必要です。

しかしこれは新車に限った話で、中古車の場合、ガソリンエンジンとあまり差がないことが多いです。ディーゼルエンジンは多く売れて流通しているため、供給量が多いことが原因と考えられます。少しでも初期投資を抑えて、ディーゼルエンジンを楽しみたい場合は中古車も選択肢の1つですね!

2.オイル交換費用が高い

2つ目は、オイル交換費用が高いということです。エンジンオイル自体も割高ですが、ディーゼルエンジンはオイルの交換サイクルが少し短めで設定されています。

マツダでは、以下の交換サイクルを推奨しています。

ノーマルコンディションシビアコンディション
ガソリンエンジン15,000kmまたは1年ごと7,500kmまたは6か月ごと
ディーゼルエンジン10,000kmまたは1年ごと5,000kmまたは6か月ごと

比較すると、約2,500km~5,000km異なります。

このようにメンテナンス費用も多少割高になってしまう点は、ディーゼルエンジンのデメリットと言えるでしょう。

3.チョイ乗りを繰り返すとエンジントラブルの原因になる

3つ目は、チョイ乗りを繰り返すとエンジントラブルの原因になるということです。チョイ乗りとは、「近場のコンビニまで行ってすぐエンジンを切る」など、エンジンが温まらないうちにエンジンを切る行為のことです。

ここで問題になるのが煤です。ディーゼルエンジンの場合、ガソリンエンジンよりも大量の煤が発生します。この煤は、エンジンが温まらないうちは燃焼させることができず、エンジン内に溜まりやすくなります。

結果、エンジン内に大量の煤がたまり、エンジントラブルが発生します。実際、CX-5でもこのチョイ乗りが原因でエンジントラブルが発生しています。

逆にエンジン始動後、ある程度の距離走るのであれば問題ありません。私の場合、CX-5の走行距離は12万キロを超えますが、片道8キロ以上の通勤のおかげか、エンジントラブルは一度もありません。(ミラーや排気圧センサーなど、エンジン以外のトラブルはちょいちょいあります(笑))



ガソリンとディーゼルどっちを買うべき?

それでは上記内容を踏まえ、ガソリンとディーゼルどちらを買うべきなのでしょうか?

私の意見は・・・・

POINT
POINT

チョイ乗りを繰り返さないなら、ディーゼルを選ぶべき!

です!

答えはシンプルで、マツダが力を入れて開発した独自の低圧縮ディーゼル、普通に面白そうじゃないですか?

もちろん、場所の都合でチョイ乗りを繰り返してしまう方にはお勧めできません。

しかし、マツダのディーゼルには今までのガソリンエンジンにはなかった新しい楽しさがあります。ディーゼルだからこそ感じられる「走る歓び」があると思います。上記内容から多少のデメリットはありますが、それをはるかに超えるメリットが存在するのは確かです。

だからこそ私はディーゼルエンジンをお勧めします!



まとめ

この記事では、マツダのディーゼルエンジンの魅力と、ガソリンエンジンと選ぶならどっちか?という内容で進めて参りました。

私なりのマツダ愛を伝えたつもりですが、うまく伝わりましたでしょうか?

もちろん、マツダのガソリンエンジンも魅力的です。しかし、特に制約がないならぜひ、ディーゼルエンジンを試していただきたいです。

マツダが力を入れて開発したディーゼル、乗って初めて感じる「楽しさ」をぜひ体感してください。

 

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