昔ながらのワックスと今どきのコーティング。なんとなく違うのはわかるけど、具体的にどう違うのかわからない人も多いと思います。
しかし、ワックスとコーティングでは含まれている成分や利用した時のメリット、デメリットが大きく違うので知っていて損はありません。
この記事では、ワックスとコーティングの違いや施工する場合はどちらがおすすめなのかも詳しく解説していきます。
どっちがおすすめ?
ワックスとコーティングはそれぞれ特徴が違い、メリットとデメリットも異なります。
ワックスにも魅力はありますが、僕はコーティングをおすすめします。
「ワックスのツヤは一番」「施工した後の達成感は最高」などの意見が多いワックスですが、それでも僕はコーティングをおすすめします。
その理由を、ワックスとコーティングの違いから解説していきます。
ワックスとコーティングの違い
ワックスとコーティングではどんな違いがあるのでしょうか。
実は、ワックスとコーティングは似ているようで全くの別物です。
その違いを順番に解説します。(ここでのコーティングは一般的なポリマーコーティング、ワックスは固形ワックスとします。)
成分
ワックス:油分とカルバナ蝋などを主成分としています。油なので、有機物が付着しやすく油膜が発生しやすいです。
コーティング:シリコン、フッ素を主成分とするのがコーティングです。ワックスに比べ油膜がつきにくいです。
艶感
ワックス:油成分が主なのでキラキラしたツヤではなく、しっとりと濡れたようなツヤが生まれます。
コーティング:光沢が増します。しっとりとしたツヤではなく、キラキラしたツヤ感になります。
価格
ワックス:1,000円~2,000円程度。コーティングよりも安価です。
コーティング:2,000円~6,000円程度。ワックスよりも多少高価です。
使いやすさ
ワックス:使い方は、スポンジなどで塗り広げていき最後に拭き上げます。固形ワックスの場合はよく伸ばさないとムラになってしまい、施工にある程度の時間がかかります。
コーティング:使い方は、スプレーで吹きかけてマイクロファイバータオルなどで拭き上げます。ワックスよりも施工は簡単で、時間もそれほどかかりません。
持続性
ワックス:持続期間は約1か月~2か月です。コーティングに比べると持続期間は短いです。
コーティング:持続期間は約2か月~3か月です。ワックスよりも持続期間が長いです。
撥水性
ワックス:撥水性能はありますが、コーティングに比べると劣ります。
コーティング:抜群の撥水性能があり、ワックスに勝ります。
以上がワックスとコーティングの大きな違いになります。
ワックスとコーティングは成分以外の特徴も大きく異なる
コーティングをおすすめする理由
先ほどの違いを分かりやすく表にしてみました。
ワックス | コーティング | |
ツヤ | ◎ | 〇 |
価格 | ◎ | △ |
施工性 | △ | ◎ |
持続性 | 〇 | ◎ |
撥水性 | 〇 | ◎ |
たった1回だけの施工ならいいですが、月に何回か洗車する場合は使いやすさも大事ですよね。
そこでこの表を見てみると、ワックスに比べ施工性、持続性、撥水性はコーティングのほうが上です。
ツヤに関しては、ワックスに比べ若干劣る部分はありますが全然問題ありません。
コーティングでも十分な光沢を得られます。
唯一のネックは価格でしょうか。
ワックスに比べると多少高価になってしまいます。
しかしそれ以上にコーティングはメリットが多いので、これらの理由で僕はコーティングをおすすめします。
また、これまでご紹介したのはポリマーコーティングですが、ガラスコーティングというさらにワンランク上のコーティングもあります。
強固なガラス被膜を形成し、ポリマーコーティングでは防げない傷もガラスコーティングなら伏せげる可能性が高いです。
また透明感、持続性もポリマーコーティングよりも上です。
業者に頼むと5万円前後かかりますが、DIYでも施工可能でトータル1万円未満で済みます。
こちらの記事で紹介しているのでぜひご覧ください。
まとめ
この記事では、ワックスとコーティングの違いやどちらがおすすめなのかについてご紹介しました。
定期的に施工する場合は、使い勝手が思いのほか重要です。その面で、コーティングはワックスに比べかなり楽に施工できます。
もちろんワックスにもいい面がたくさんありますが、それ以上にコーティングのメリットは他にもたくさんあります。
おすすめのコーティング剤も紹介しているので、どのコーティング剤がいいのか悩んでいる場合はぜひ参考にしてくださいね。