愛車はできるだけ長く乗りたいですし、ベストな状態を維持したいですよね。しかし、車を購入して数年がたち、燃費やエンジン音が気になる人もいると思います。
車の乗り方にもよりますが(長距離メイン、短距離メインなど)、ディーゼルエンジンの場合はガソリンエンジンよりも汚れが内部に蓄積しやすいです。
これらの汚れを洗浄し燃費の向上が期待できる燃料添加剤ですが、ディーゼルエンジンの場合どの燃料添加剤が効果があるのか、おすすめはどれなのか、わかりづらいですよね。
ガソリンエンジンの燃料添加剤に関する記事は多いですが、ディーゼルエンジン専用の記事はまだまだ少ないで仕方ありません。
この記事では、ディーゼル専用燃料添加剤の基本的な効果からおすすめTOP7をご紹介します。
燃料添加剤は必要?効果は?
燃料添加剤のほとんどは燃焼室や吸排気バルブ、インジェクターに付着した汚れを除去したり、燃費を向上させる効果があります。
なかには潤滑性能や防錆性、セタン価も向上するものがあります。
セタン価とは、軽油がエンジン内でどのくらい燃えやすいかを示す数値です。この数値が高いほど、自己着火しやすく、ディーゼルノックが起こりにくいと言えます。
これらの効果がある燃料添加剤を使うことは、愛車の性能を維持するために重要です。
エンジン内部の洗浄、燃費の向上が期待できる!
どんな成分が含まれているの?
市販されている燃料添加剤(ガソリン、ディーゼル両方)には、PEA(ポリエーテルアミン)という成分が主です。PEAは酸化の逆の作用が働くことで、カーボンなどの汚れを強力に溶かし取り除きます。
ではガソリン燃料添加剤とディーゼル燃料添加剤は何が違うのでしょうか?
答えはガソリンエンジンとディーゼルエンジンの着火方式の違いにあります。
ガソリンエンジンはスパークプラグで火花を発生させ、ガソリンを爆発させます。一方、ディーゼルエンジンは燃焼室を圧縮し高温にさせ、燃料を燃やします。ディーゼルエンジンはスパークプラグで火花を発生させなくても燃えてしまうのです。
簡単に内容をまとめると
ディーゼル➡火花は必要なし
ということになります。
ガソリンとディーゼルでは着火原理が異なり、別の性能が求められているんです。燃料添加剤も同じで、ガソリンエンジン用の燃料添加剤とディーゼルエンジン用の燃料添加剤では求められる性能が違います。
間違ってもガソリン専用のものをディーゼル車に入れたり、ディーゼル専用のものをガソリン車に入れないようにしましょう。
・基本成分はPEA
・ガソリン専用の燃料添加剤とディーゼル専用の燃料添加剤は性能が全く違う
いつ入れるべき?
燃料添加剤を使用するタイミングは、車を購入した時よりも燃費が落ちてきたとき、エンジン音量が上がったと感じる時が良いでしょう。
また、燃料添加剤で落ちた汚れはエンジンオイルやエレメントに溜まるとされています。
燃料添加剤を使ってエンジントラブルが起きたという事例はあまり聞きませんが、数か月以内にエンジンオイルを交換する予定があればなおさら良いです。
エンジン性能が落ちてきて、数か月以内にエンジンオイルを交換する予定があれば燃料添加剤を使うベストなタイミング!
DPFに効果はあるの?
DPF(Diesel Particulate Filter)とは排ガスに含まれているPMを集め、自動的に燃焼処理する装置のことです。この燃焼している時間をDPF再生と呼んだりします。
ディーゼル車特有のDPFですが、燃料添加剤の中にはDPF再生を補助するのに特化した添加剤も存在します。
また実際にDPF再生期間が延びたというレビューもあるので、DPF再生を改善したい方にも燃料添加剤はおすすめです。
マツダやBMW、ベンツにも使える?
ガソリンエンジンに比べて比較的数は少ないディーゼルエンジンですが、様々なカーメーカーからディーゼルモデルは発売されています。
基本的にはどのメーカーであろうと、燃料添加剤は使用可能です。
しかしどうしても気になる場合は、ディーラーに問い合わせてみたり、ネットで同じ車種に燃料添加剤を試した人がいないかレビューを探してみるのも一つの方法だと思います。
燃料添加剤の使い方
燃料添加剤の使い方はとても簡単です。給油前に給油口から注ぐだけで、燃費の向上やエンジンの洗浄効果が期待できます。
給油前に燃料添加剤を入れることで、軽油(もしくはガソリン)と燃料添加剤が良く混ざります。
燃料添加剤はそれぞれ使用料が異なるので、パッケージをよく確認し使用料を守りましょう。たくさん入れればいいというわけではなく、むしろエンジントラブルにつながるので注意してください。
・給油前に使い、燃料と添加剤をよく混ぜる!
・分量は守る!
おすすめランキングTOP7
ガソリンスタンドですすめられる燃料添加剤は基本的におすすめしません。安い値段で販売されていることもありますが、その性能には疑問が残ります。
しっかりと効果があるものを選びたいですよね。
そんな方のために、レビューや実際に使用して効果を感じたおすすめ燃料添加剤ランキングTOP7をご紹介します。
7位:セタンブースター
セタン価を向上させるためのディーゼル燃料添加剤!
セタンブースター
セタン価が高いと着火性が向上し、エンジンの掛かりが良く、バッテリーに負担を掛けません。
最適なタイミングで着火するので、エンジンが性能を存分に発揮。低年式車は従来のパワーに、新型車はカタログ以上のパワーを出すことも可能。
エンジンにダメージを与えるディーゼルノックを解消し、快適ドライブ。
燃焼効率が良くなるので、アクセルを踏む時間が減り、結果として燃費が良くなります。
完全燃焼を促しますので、排ガス中の有害ガスが減少し、黒煙も減ります。
おすすめ度
コスパ
多走行車向け
低走行車向け
気持ちのいい加速が欲しい人におすすめ!
ディーゼルウェポンで有名なサプライズサプライズですが、セタンブースターやストールといったほかの商品も展開しています。セタンブースターは名前の通りセタン価を上昇させ、始動性、パワー、燃費を向上させます。新車にも燃料添加剤を使ってエンジン性能を上げたいという人におすすめです。ディーゼル車専用です。
6位:ストール
DPFに溜まった(スス)を燃焼させ、DPF詰まりを解消
ストール
DPF詰まりに起因する、速度・回転数制限やエンジン停止などのECU(車載コンピューター)制御トラブルを防止します。
DPFがキレイになることで排気効率が改善され、ECUによるDPF再生が開始されにくくなります。
DPF再生が時間短縮または実施回数が減少することで燃費が回復します。
スートルを添加すると低温でススが燃焼されるため、DPF再生頻度が減り、DPFの著しい劣化や焼損を防止できます。
おすすめ度
コスパ
多走行車向け
低走行車向け
DPF内の煤を除去したい人におすすめ!
こちらもサプライズサプライズが展開する商品ストール。年式が古くなり、DPF再生期間が短くなってきた場合はこのストールで改善できるかもしれません。エンジン性能よりもDPFをきれいにしたい人におすすめです。ディーゼル車専用です。
5位:KURE FUEL SYSTEM INJECTOR CLEANER
エンジンレスポンスをアップさせるインジェクター洗浄剤
KURE FUEL SYSTEM INJECTOR CLEANER
インジェクションノズルやインテークバルブにこびりついた汚れを強力に清浄し、最適噴射パターンに回復させます。
レスポンスが抜群に向上、発進・加速性能もアップします。
エンジンパワーを回復させ、排気ガスをクリーンにする効果もあります。
おすすめ度
コスパ
多走行車向け
低走行車向け
インジェクターを集中的に洗浄したい人におすすめ!
こちらも有名なKUREの燃料添加剤です。インジェクターを集中的に洗浄することで、エンジンレスポンスを向上させます。インジェクターの汚れを落とし、元の加速感を取り戻したい人におすすめです。ガソリン車、ディーゼル車両方に使えます。
4位:(AZ) FCR-062
独自処方のPEAを主成分としたガソリン添加剤
(AZ) FCR-062
高濃度洗浄剤(PEA)がエンジン内部(吸気系、燃焼室)に蓄積されたデポジットを除去。
空燃比制御の乱れを正常化し、エンジンが持つ本来の性能(効率的燃焼)を取り戻します。
独自処方のPEAを主成分としたガソリン添加剤。少量の添加で、効果抜群。
おすすめ度
コスパ
多走行車向け
低走行車向け
バイクにも使用できてコスパ◎
1Lでこの価格帯の商品はほとんどないくらいコスパがいいです。独自処方のPEAで、エンジン内のススを強力洗浄。長距離乗ってきた車のは少なからずススがたまっており、このすすを落としたい人におすすめです。ススが除去されることで運動性能の向上と有害排ガスの低減、燃費向上が期待できます。ガソリン車、ディーゼル車両方に使えます。
3位:(WAKO’S) F-1 ヒューエルワン
フューエルワンF112の後継モデル
F-1 ヒューエルワン
最高純度のPEAと相性の良いIVD清浄剤を組み合わせ高濃度に配合
従来のエンジンはもちろん、近年の省燃費エンジンに最適化し清浄効果を強化
燃焼室・吸排気バルブ・インジェクターなどに堆積したカーボン・ワニス・ガム質などを除去
おすすめ度
コスパ
多走行車向け
低走行車向け
定番の燃料添加剤ならこれ!
ワコーズの有名な燃料添加剤です。ガソリン車、ディーゼル車両方に対応しており、エンジン内の様々な汚れを落としてくれます。まずは定番商品から使いたいという人におすすめです。
2位:(WAKO’S) D-1 ディーゼルワン
ディーゼルインジェクター専用燃料添加剤
(WAKO’S) D-1 ディーゼルワン
高性能清浄剤および特殊溶剤のダブル清浄効果により、インジェクター内部を洗浄し、エンジンの燃焼を改善
エンジン振動を低減し、始動性を向上するとともに、新車時の走行感を取り戻す
従来型ディーゼルエンジンにも有効
おすすめ度
コスパ
多走行車向け
低走行車向け
有名ブランドのディーゼル専用添加剤はこれ!
こちらもワコーズの燃料添加剤です。使用効果に対する評価も高く、ディーゼル専用の燃料添加剤として定番の商品です。インジェクター内部を洗浄し、エンジンの燃焼を改善します。定番商品、有名メーカーのものを使いたいという人におすすめです。
1位:ディーゼルウェポン
ディーゼル燃料にわずかに添加するだけで、強力な洗浄効果を発揮
ディーゼルウェポン
燃焼室、インジェクターの汚れを強力にクリーンアップ
軽油の場合、50リットル当たり、30mlを混ぜると、セタン価が3向上します
セタン価が向上することでさらにパワーやトルクアップ、燃費向上を実現
セタン価向上剤を配合しているため、燃焼効率が向上
おすすめ度
コスパ
多走行車向け
低走行車向け
コスパ◎今流行りの燃料添加剤!
YouTubeで有名になった燃料添加剤ディーゼルウェポン。名前は怪しいですが、その効果は検証済みです。流行りの燃料添加剤を使ってみたい、エンジン洗浄や燃費を改善したい人におすすめです。
ディーゼルウェポンについてはこの記事で詳しく解説しています。
まとめ
この記事では、おすすめのディーゼル専用燃料添加剤TOP7をご紹介しました。
愛車はできるだけ長く乗りたいですし、ベストな状態を維持したいですよね。
しかし、走行距離が多くなるとトラブルは何かしら出てしまうもの。残念ながら、エンジンが故障し修理となると高額になるケースがほとんどです。
燃料添加剤を使えば手軽にエンジンの洗浄を行うことができ、エンジントラブルを予防できます。定期的に使うことでその効果は上がります。ディーゼル専用の燃料添加剤にも様々な種類があるので、自分の用途に合った燃料添加剤を選び、ぜひ試してみてください。