ガラスコーティングは一般的なポリマー・ガラス系コーティングに比べて耐久性・保護能力が高いです。また、ガラス特有の透き通るようなキラッとしたツヤはガラスコーティングでしか出せません。プロに施工を任せれば安心ですが、DIYなら費用を半額以下に抑えることも可能です。
この記事ではガラスコーティングの効果やメリット・デメリット、メンテナンス方法、おすすめの市販ガラスコーティングをご紹介します。
ガラスコーティングは必要?効果は?
そもそもガラスコーティングは本当に必要なのでしょうか?そしてどんな効果があるのでしょうか?ガラスコーティングによって得られる効果を以下にまとめてみました。
2.キラキラした光沢を得られる
3.被膜が強固なので傷が入りにくい
4.有機汚れが付着しづらい
1.無機質のコーティングなので紫外線に強い
市販のポリマー・ガラス系コーティングは有機物が多く含まれているため、紫外線による劣化は避けられません。しかし、無機物メインで構成されているガラスコーティングは紫外線による劣化が少ないです。一度施工してしまえば、最低でも1年はコーティングが持続するでしょう。
2.キラキラした光沢を得られる
無機質メインで構成されるガラスコーティングは透明な被膜を形成するので、透き通ったキラキラした光沢になります。キラキラした光沢というのは、ワックスのようなぬらっとした光沢とは違い、キラキラと眩しい上品な光沢です。
3.被膜が強固なので傷が入りにくい
ワックスやポリマー・ガラス系コーティングは被膜が弱いため、細かな傷を防ぐのはなかなか難しいです。しかし、ガラスコーティングは被膜の硬度が高いため、傷が入りにくいです。濃色車は細かな傷が目立ちやすいため、ガラスコーティングで大きなメリットを得られますね!
4.有機汚れが付着しづらい
ガラスコーティングは無機質メインで構成されているため、有機物の汚れ(排気ガスによる汚れや油)が付きにくいです。仮に汚れが付着してもさっと洗い流せるようになります。
ガラスコーティングは比較的高価だが、得られる効果はたくさんある!
デメリットはあるの?
ここまで完璧なガラスコーティングですが、デメリットはあるのでしょうか?ガラスコーティングのデメリットを以下にまとめてみました。
2.施工にある程度の知識と時間がかかる
3.ワックスのようなぬらっとしたツヤ感は出ない
4.無機汚れには弱い
1.ほかのコーティングに比べて高額
ガラスコーティングはワックス・ポリマー系のコーティングに比べて比較的高価です。ガラスコーティングによって得られるメリットはたくさんありますが、プロに施工依頼すると50,000円前後、DIYで10,000円前後とそこそこの費用がかかってしまいます。
2.施工にある程度の知識と時間がかかる
DIYで施工する場合、コーティングに対する知識がある程度必要になります。ガラスコーティング硬化系のコーティング剤なので、施工に失敗するとコーティング剤を剥がすのは至難の業です。また、施工に半日~1日かかるのもデメリットとして挙げられます。プロに施工依頼すると高額なのは、この長い施工時間・技術料も含まれているからです。
3.ワックスのようなぬらっとしたツヤ感は出ない
ガラスコーティングはワックスやポリマーコーティングのような濡れたツヤではなく、透き通ったようなキラキラ眩しいツヤになります。濡れたようなツヤが欲しい場合はガラスコーティングの上にオーバーコートとしてポリマーコーティングを施工するのも1つの方法です。
4.無機汚れには弱い
ガラスコーティングは無機汚れ(イオンデポジットなど)に弱いです。ウォータースポット・イオンデポジットが発生しやすいので、洗車後は必ず拭き上げましょう。また、対策としてはこちらもポリマーコーティングなどによるオーバーコートをおすすめします。ガラスコーティングのメリットを保ちつつ、デメリットもカバーできます。
おすすめのポリマー・ガラス系コーティング剤はこちら
ガラスコーティングのデメリットについて詳しく解説した記事はこちら
ガラスコーティングにもデメリットはあるが、カバーは可能!
コーティングしたら洗車は不要?
ガラスコーティングは汚れが落ちやすくなり、水洗い洗車でも簡単にきれいになります。しかし、汚れがつかないというわけではありません。
洗車をしなければ当然車は汚れていきます。本来ならば蓄積した汚れは塗装面にダメージを与えますが、ガラスコーティングを施工してあればガラスコーティングが犠牲となります。
つまり塗装の代わりにガラスコーティングがダメージを受けるので、ガラスコーティングの持続期間が短くなってしまいます。
また、ガラスコーティングを施工しても水ジミは発生します。水ジミが発生してしまうと専用のクリーナーかコンパウンドで磨く必要があり厄介です。さらに、せっかくのピカピカボディも台無しになってしまいます。
ガラスコーティングは汚れが付かないわけではなく、付きにくいコーティングです。定期的な洗車で、コーティングの持続期間を延ばしていきましょう。
ガラスコーティングの特徴
✖:汚れがつかない
〇:汚れが付きにくくなる
洗車機は使えるの?
手洗い洗車がいつでもできればいいですけど、忙しい日はなかなかできなかったりしますよね。そんな時、洗車機だったら楽であっという間です。そこで、ガラスコーティングを施工した車は洗車機にかけても問題ないのでしょうか?
結論は、問題ないです。
コーティングで有名なKeePerのテストによると、ダイヤモンドキーパー(ガラスコーティング)施工車を洗車機で100回洗った結果、問題ないというデータがあります。
ツヤは全く変わらず、水弾きはわずかに衰えた程度で済んだそうです。コーティングした車に洗車機はNGという意見が多い中、この実験データは心強いですよね。
ガラスコーティングした車の洗車方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
ガラスコーティング剤の使い方は?
ガラスコーティングは1.2.3の手順で行っていきます。半日以上はかかるので午前中から作業できるとベストです。
1.洗車
まずは車に付着した汚れを落とします。ここで使うシャンプーは普通のもので大丈夫なのですが、コーティング剤が含まれたカーシャンプーを使用しないこと。コーティング剤が含まれているとガラスコーティングの施工がうまくいきません。
2.下地処理
次に下地処理を行います。
2.水垢落としシャンプーで水垢や油分を除去する
3.カーシャンプーで最後の洗車
この下地処理では、洗車では落ちない水垢や油膜を落とします。
下地処理は地味な作業ですし、やらなくてもいいかも?なんて思うかもしれませんが、この下地処理を丁寧に行った分だけ仕上がりは格別なので気合を入れてやっていきましょう!
3.コーティング
ここでようやくガラスコーティング剤を使って施工します。直線的にスポンジを動かし、スポンジに抵抗感が出てきたら再びコーティング剤を染み込ませます。丁寧に施工できるよう、1パネルごとの施工をおすすめします。コーティング剤は塗りすぎず、ムラがないようしっかりと拭き上げましょう。
これで施工は完了ですが、実際に施工した記事のほうがわかりやすいと思うので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
おすすめのガラスコーティング剤TOP10
ガラスコーティング剤にも、様々な特徴・価格帯があります。自分に合ったガラスコーティング剤が見つかるよう、それぞれ特徴をまとめていますのでぜひご覧ください。
まとめ
自分に合ったガラスコーティング剤は見つかりましたでしょうか?ガラスコーティング剤は比較的高価ですが、プロショップに依頼するよりもDIYで施工するほうが断然お得です。
また、ポリマー系コーティングでは得られないガラスコーティング特有の効果を得られると思います。
ぜひ自分に合ったガラスコーティング剤を見つけて、愛車をピカピカにしてくださいね!